Monday, September 11, 2006

[Book Review] The Power of Impossible Thinking: Transform the Business of Your Life and the Life of Your Business

“What you see is what you think.”



☆☆☆☆☆
個々人が乃至は組織が持っている「思考のモデル(mental model)」というものは、世の中や環境・状況の見方・解釈の仕方に関する枠組みを形成している。実際には、「見えている(と思い込んでいる)事実」というのは「内面や考え方を映し出している鏡のようなもの」であり「頭の中で意識しているものや、注意を払っているものしか見えていない」(”What you see is what you think”)。これらのことを読者に解らせようと意図した結果だと思われるが、本の始まり方や特に前半部分の各章の書き出しが実に上手くスリリングでさえある(因みに、こうした考え方は、例えばコーチングで有名なAnthony Robbinsの講演のCDなどを聴いていても言及されることである)。当然ながら、こうした思考のモデルは、場合に拠っては、異なった考え方を排除したり、新しい考えの受容を困難にしたり作用する場合がある。・・・であれば、どのようにすれば新しい思考のモデルを取り込んでいけるのか?を論じている。個人的には、この部分の具体的な方法論よりも、人間や組織というものは、自らの思考の枠組みの囚われの身であるということを、様々な例を挙げつつ「気づき」を与えてくれるという意味で、素晴らしい本だと思う。

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